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サイエンスカフェをやってきた [科学コミュニケーション]

 1週間以上前のことになるが、出前授業とサイエンスカフェをしに、松江に行ってきた。つらつらと、思ったことを書いてみようと思う。

 まず出前授業について。総合学習の時間を使った100分授業で、「分子でナノマシンはつくれるか」と題して講義を行った。内容は、(有機)合成とはなにか、ナノテクノロジーとはなにか、といったイントロから入り、主に超分子化学の話を中心にした。一応、クラウンエーテルの話から入り、カテナン、ロタキサンを紹介し、分子シャトルあたりへ。最後には、生体分子モーターやDNAポリメラーゼの例を。生徒に質問して答えてもらう形式で進めようと準備していったのだが、反応が悪かった。見ず知らずの人がやってきていきなり授業するわけだから、当然と言えば当然のこと。もう少し工夫が必要だと感じた。それでも、みんな真剣に聞いてくれていたのはよかった。

 サイエンスカフェは、かなりの成功だった。高校の先生方に場所の確保から広報までお願いしていたこともあり、こちらは中身をやるのみである。2人の対談形式というのは、お客さんにとっても親しみやすかったようだ。会場からも質問や意見が出てきて、とっても楽しかった。近くのお店のおじさんも、「科学でそんなに話ができるもんなんですね。お店がなければ参加してみたい」と驚いていた。
 テーマとして似非科学(血液型性格診断とかマイナスイオンとか)を取り扱ったときがあったのだが、会場近くのお店でマイナスイオンを出すトルマリンを売っていた。これは営業妨害になるのだろうか。難しいところだ。


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