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つきぬけて天上の紺 曼珠沙華 [日記・雑感]

研究室のある建物のすぐ横に、彼岸花が咲いていた。鮮やか過ぎる紅色に思わず釘付けになった。毎日通っているはずなのに今日の今日まで気づかなかった。曼珠沙華の凛としたたたずまいは、あたかも秋の訪れを主張しているかのようだ。

「つきぬけて天上の紺 曼珠沙華」は山口誓子の句。うまく言ったものである。

小さい秋を見つけた日は、ちょっと心がほがらかになる。


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コメント 3

スギナ♪

「つきぬけて天上の紺 曼珠沙華」

国語の授業で出てきました。

意味を詳しく教えて下さい!

お願いします。
by スギナ♪ (2008-11-19 22:29) 

けけみ

スギナ♪さま。
コメントありがとうございます。

実際に彼岸花を見てみると分かりますよ。

僕も、国語の授業で習ったときは、ピンとこなかったものです。
あれから何年もたって、
彼岸花を見てようやく意味が分かりました。

俳句や詩は頭で理解するものじゃなくって、
同じ風景に出会ったときに、心が震えるものなんです。

せっかくこの句を習ったのだから、
ずっと心にとどめておいてください。
いつか、あっこのことだったんだと感動する日が来るはずです。
by けけみ (2008-11-22 07:52) 

あちこ

 私もこの句が好きで、出逢ったときに心が震えました。。
彼岸花の群生してるところが私の家の近所にありまして、毎年最盛期には
その前で足が動かなくなります。。。
 地上のいろいろなものを吹っ切ろうとするかのように、青く深い空に向かって屹立する紅の曼珠沙華は、生きる尊厳すら感じてしまいます。
 
 樹木や草花はひたすらに命を全うして、天をむいて真っ直ぐ生きていて、美しいなと、、、 自省しております^^;

 初めて伺ったのに、ずうずうしくもくだくだとすみませんでした。○┓
by あちこ (2008-12-03 23:40) 

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