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東大でランチセミナー:ノーベル賞受け 学生有志ら [科学と社会]

 ノーベル物理学賞、化学賞の日本人同時受賞を受け、さっそく東大では学生有志によるランチセミナーが開かれた。
 開催したのは、東大理学系研究科の横山広美準教授と学生・若手有志が立ち上げた団体”0to1”。土曜日などを使って、アウトリーチ活動や科学コミュニケーションについて考えるかたわら、最近のサイエンスの動向やお互いの研究について発表するランチセミナーを開いている。今年のノーベル賞を受賞したのは、素粒子物理学の研究者と緑色蛍光タンパク質GFPの発見者ら。そこで、理学研究科で素粒子論を研究している大学院生、GFPを使って研究している大学院生らが、ノーベル賞の業績を紹介し、さらに自分たちの研究とのつながりについて解説した。
 物理学賞を受賞した小林氏は毎日新聞の取材に対し、「(独創的な研究をするには)いろんな可能性を用意することが重要です」と語っている。同席した江崎玲於奈氏も「自由闊達(かったつ)な雰囲気が必要ですね。いろんな分野の話し合いも大事でしょう」と同調した。同じ理系といっても、隣の研究室が何をやっているのかなかなか分からないほど、最先端科学は細分化されている。0to1のランチセミナーのような場こそが、いま求められているのだろう。
 ランチセミナーの様子は、0to1のブログで見ることができる。


・・・という記事を理系白書にでも載せてくれたらなぁ。元村さーん。
 この0to1は、僕が博士3年だった夏に、オープンキャンパスに参加していた数人の大学院生と、横山広美さんと始めたものである。僕は博士論文を抱えていたために、きっかけだけつくって、あとはほとんど放り投げてしまったが、今では40名ほどのメンバーが集い、さまざまな活動をおこなっている。一見するとアウトリーチ活動だけをしているようにも見えるが、実際は、このようなセミナーを行ったり、科学研究のあり方について議論したりと、幅広い。異分野交流の重要性だとか、蛸壺化するなとか、いろいろ言われますが、そんなこと言われる前に僕らは自分たちで場を作っているのです。
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