サイエンスかるた [科学コミュニケーション]
「(ち) 超新星 広い宇宙の 一里塚」
天文普及団体「天文学とプラネタリウム」が、こんなかるたを発表している。天文学にちなんだ読み札と、素敵なイラストと解説の入った絵札のセットで、ホームページからダウンロードすることができる。市販の名刺用カードにプリントアウトすることができるというから、親切だ。サイエンスに親しむ手段としては、面白い試みだ。
最近、このようなサイエンスを題材にしたかるたや、カードゲームを作る動きが広がっている。
理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)では、発生学について学べる子供向けカードゲーム「Embry 王」を配っている。動物や発生の過程のカードだけでなく、「ラボヘッド」「大学院生」という研究者カードもあるのが面白い。カードの得点を争うゲームだという。ゲームに熱中してしまえば、知らず知らずにその中身にも親しみを覚えるだろうという戦略だ。
さまざまな学習用かるたを販売している「奥野かるた店」(東京・神保町)。「ことわざかるた」「日本史かるた」などに混じって、サイエンスにちなんだかるたもある。「精選 理科かるた」「環境カルタ」「進化のかるた」などだ。何度もやると飽きてしまうかもしれないが、科学系のイベントや合宿、学校などでやってみると面白いと思う。
奥野かるた店では、他にもさまざまなカードゲームを売っており、その中にも科学的な要素を含んだものがある。「イオンカード」は陽イオンと陰イオンを組み合わせて沈殿を作っていくゲームだ。ほかにも、「恐竜博士ディノカード」「フィッシュゲーム」「バードゲーム」などが並ぶ。
教育現場では、かるた取りやゲームをするだけでなく、クラスでサイエンスかるた・カードゲームを作ってみるのもよいかもしれない。自分で作ってみると、よい学習の学習の機会になるし、なにより愛着がわくだろう。また、そのコンテストをやってみるのも面白いのではないだろうか。
(余談)・・・・お世話になっている某化学系の出版社が、昨年周期表を発売した。それを研究室で見せびらかしていたら、後輩Wが「周期表かるた」を思いついた。うまい読み札の案を考えてくれたので、編集部の人に伝えてみたりしたことがある。結局、製作には至っていないが、時間に余裕ができたら少しずつ進めて行こうかな、なんて現実逃避をしている金曜の夜。
これアツい!!
さっそくこの休みにつくってみます!
by Ken (2006-01-14 02:50)
面白そう♪
わっか関係で遊んだら面白そうだ!
by あみん (2006-01-14 14:35)
Embry王、ちょっと前に発生系の研究者の間で話題になりました。
大学院生のレベルがハエ以下って。。。
そうですよ、院生なんてハエ以下だー 涙
by quoshin (2006-01-15 13:59)