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サイエンスカフェ in 丸ビル [科学と社会]

 22日(土)に、東京・丸ビルで「サイエンスカフェ」が開かれたので見に行ってきた。
(当日のドタバタ日記は別エントリーを参照)

 開催場所は、丸ビル1階の「カフェ・イーズ」。商業ビルの1階ということで、人通りはそれなりに多い。カフェの半分がイベントスペースになっており、サイエンスカフェはそこで開催されていた。諸事情により企画スペースには入れなかったが、通常営業している部分でサイエンスカフェに一番近いところに陣取って様子をうかがっていた。

 第一印象は、カタい! 観客はみんなお行儀よく前を向いちゃって、講演者と毛利さんは、いわゆる講演会スタイル。ドリンクつきの講演会になってしまっていた。それでも、観客にあらかじめアンケートをとっていたり、質問を投げかけたりはしていたのは、少し評価できる。だが、しょせん講演会。観客と講演者との間には、見えない敷居が存在していた。しかも、ドリンクのお代わりができないし・・・。

 丸ビルにわざわざお勉強しに来ている人はいいとして、服を買いにきたり、ランチしにきたりした人が、ふらーっとサイエンスカフェに寄ってみるなんていう雰囲気とは程遠い。整理券を配布して、定員を締め切って、残りの人はもう入れない。ガラス越しに見ようとすると、「もう入れないんですよ。次は○時からです。整理券を配布しますので・・・」と言われて、追い払われてしまう。せっかく丸ビルで開催しているのに、ここでも科学と社会との間に壁を作ってしまう。某全国紙の某記者と感想を言いあってたときに思わず出てきたのが、「どうも引きこもっちゃっているよね」と。

 今回面白かったのは、隣の通常営業のカフェスペース。客はサイエンスカフェなんてなにも興味ない人たちだ。それでも、普段おしゃれな映像を流しているスクリーンには、講演のスライドを流していた。毛利さんの名前が紹介されると、「宇宙飛行士?」とか「何やってるんだろう?」と少し興味を示す客も。僕も友人と、講演の内容について「これってどういうこと?」とか話をしながら、聞くことができてた。こういう風に、雑談しつつ、ときどきサイエンスを話のつまみにする。それがサイエンスカフェの魅力ではないだろうか。
 講演が終わると毛利さんと講演者は、さっさと退場。これも興ざめです。終わった後に、話をしあうとか。そのくらいのことはできないのだろうか。

 かなり生意気で辛口のことを書き連ねてきたが(僕が書いたようなことは主催者側も百も承知のはずです)、第一回目の実験的な企画だし、次回に期待したいと思う。

さて、じゃあどうすればよいか。
理想のサイエンスカフェはないのか。
ないなら、オイラが実施するとです! 
パチパチパチパチ。
↑眞鍋かをり風
 
その名も、「カフェサイエンスステーション」。
大学の学園祭だけの単発企画ですが、
”ドリンクつき講演会”にはいたしません!

サイエンスをおやつにお茶しましょう。

詳細は、ホームページで近日公開!!


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